★☆★JNSAメールマガジン 臨時号(第295号) ☆★☆
2024/09/20 (Fri) 12:00
★☆★JNSAメールマガジン 臨時号(第295号) ☆★☆
こんにちは
JNSAメールマガジン 臨時号として第295号 をお届けします。
情報セキュリティ教育事業者連絡会(略称: ISEPA)から
「学生のキャリア意識調査レポート2023年」公開を記念した臨時号
お届けします!
メールマガジンはJNSAのホームページでもご覧いただけます。
JNSAメールマガジン https://www.jnsa.org/aboutus/ml.html#passed
コラム最後にワンクリックアンケートがあります。
ぜひこのコラムの感想をお寄せください。
今回のメールマガジンは
情報セキュリティ教育事業者連絡会(ISEPA)
JTAG キャリアデザインワーキンググループリーダー
玉川 博之様にご寄稿いただきました。
【連載リレーコラム】
セキュリティの仕事のやりがいを伝えていますか?
情報セキュリティ教育事業者連絡会(ISEPA)
JTAG キャリアデザインワーキンググループリーダー 玉川 博之
(AKKODiSコンサルティング株式会社)
『セキュリティの仕事にはつきたくない』
セキュリティを学ぶ学生には、このように回答をする学生が一定数います。
ISEPA JTAG キャリアデザインワーキンググループでは、学生調査を2年連続で
行いました。資料はISEPAのホームページ(https://www.jnsa.org/isepa/outputs/)
で公開しています。
『セキュリティの仕事につきたい人とつきたくない人の差は何か』、
アンケートの結果だけを見ると、『やりがい』『キャリア・成長性』
『楽しそう』という3つの要素が見えてきています。
セキュリティの仕事のやりがいはなんですか?
人によってやりがいは異なるものです。感謝される・評価されることがやりがい
の人、事故を未然に防いだ・被害を最小限に抑えてことがやりがいの人、スキル
アップや成長にやりがいを感じる人、様々です。セキュリティベンダーで働かれ
ている方とユーザー企業で働いている方のやりがいも同じではないでしょう。
このやりがいは、仕事をしていない学生にとっては感じづらいものです。
就職活動や社会人の方から話を聞いて初めて感じることになります。
やりがいを伝えていくということは、セキュリティの仕事を選択するうえで
非常に重要になっていくと調査結果からもうかがうことができます。
『自分が感じるやりがい』を深堀していくと、「セキュリティベンダーよりも
ユーザー企業でのセキュリティ担当の方があっている」といったことも起こり
えるかもしれません。「自分が感じるやりがい」や「働く中で感じるやりがい」
の情報が増えていくことは、セキュリティ分野で働く人を増やす取り組みの重要
な要素といえます。
セキュリティに興味を持つことはあこがれから始まる
セキュリティの勉強をしている学生は、どこかでその決断をしたことになります。
例えば専門学校のセキュリティコースに入学をする場合には進学時、おそらく
多くの学生は高校生の進路選択としてセキュリティの勉強をすることを決めた
ことになります。大学生でも高校からという人もいるでしょう。またゼミなどの
選択において決めたという人もいるかもしれません。セキュリティの仕事に就く
よりも前に、セキュリティの勉強をするということがキャリアの一歩目といえます。
その理由には、あこがれの先輩がセキュリティの分野を目指していたから、時代
の流れの中で必要性を感じて、ハッカーという響きへのあこがれと多様な思いが
あります。多少の先入観などはあれ、セキュリティの仕事やそれに関わる人たち
への期待やあこがれがあるはずです。調査では、セキュリティの仕事に就く人に
は「高い年収を獲得してほしい」、「DXデジタル化推進の中心となる」という
選択が目立ちました。また、フリー記述では、セキュリティ人材の評価に関する
事や、地位向上を目指したコメントが寄せられました。これからセキュリティを
目指す人材には、セキュリティ業界で働く人にあこがれを持ってもらい、職業の
選択肢の一つとしてほしいものです。あこがれていた職業はやりがいもあると
感じたとき、より一層の働く意義が見いだせるのではないでしょうか。
セキュリティの勉強をして様々な場面で活躍できる人材へ
セキュリティを学んだ学生が社会に出てよい評価を得るためには、世の中の理解
も必要なことでしょう。また、セキュリティを学んでセキュリティの仕事に
就かないという選択をした学生についても、悲観することなく、セキュリティの
知見がある学生が様々な仕事についていると思えば、セキュリティの普及啓発の
役に立つはずです。昨今、様々な場面でセキュリティが必要といわれており、
専門人材の不足も強く言われています。さらに、専門とまではいかなくても
セキュリティの理解がある人材も求められています。セキュリティの勉強を
始めようとする学生には「あこがれ」を、セキュリティの仕事を始める学生には
「やりがい」を持ってもらえるようにセキュリティ人材が活躍していくことが、
セキュリティの人材不足を解消する方法になるのではないでしょうか?
#連載リレーコラム、ここまで
<お断り>本稿の内容は著者の個人的見解であり、所属団体及びその業務と
関係するものではありません。
<ワンクリックアンケートお願い>
今回のメールマガジンの感想をお寄せください。
https://tinyurl.com/2zfxus45
※googleアンケートフォームを利用しています。
【JNSAイベントのお知らせ】
★マーケティング部会主催 中小企業を対象としたセキュリティセミナー
「全国サイバーセキュリティセミナー|アタフタしないためのセキュリティ
前始末のすすめ~組織に求められる困難をしなやかに乗り越え回復する力~」
東京(9/25)・名古屋(10/4)・大阪(10/9)にて開催 参加登録を開始しました!
https://www.jnsa.org/seminar/2024/cross/index.html
【部会・WGからのお知らせ】
★情報セキュリティ教育事業者連絡会(ISEPA)が
「学生のキャリア意識調査レポート」を語るJTAG財団×ISEPA座談会講演の
動画を公開しました。
※(一財)日本サイバーセキュリティ人材キャリア支援協会より
動画の提供を受けて公開しております。
https://www.youtube.com/@JNSAseminar
【事務局からのお知らせ】
★JNSA事務局を騙った詐欺事件が発生しています。
当協会から個人の方へ金銭のご請求を行うことはございません。
お心当たりのある方は最寄りの警察署に御相談下さい!!
★リモートワークに活用ください!
「緊急事態宣言解除後のセキュリティ・チェックリスト」
https://www.jnsa.org/telework_support/telework_security/index.html
☆コラムに関するご意見、お問い合わせ等はJNSA事務局までお願いします。
sec@jnsa.org
☆メールマガジンの配信停止は以下URLの「解除」よりお手続き下さい。
配信停止連絡 <https://www.jnsa.org/aboutus/ml.html>
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JNSAメールマガジン 第295号
発信日:2024年9月20日
発 行:JNSA事務局 sec@jnsa.org
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『セキュリティの仕事にはつきたくない』
セキュリティを学ぶ学生には、このように回答をする学生が一定数います。
ISEPA JTAG キャリアデザインワーキンググループでは、学生調査を2年連続で
行いました。資料はISEPAのホームページ(https://www.jnsa.org/isepa/outputs/)
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アンケートの結果だけを見ると、『やりがい』『キャリア・成長性』
『楽しそう』という3つの要素が見えてきています。
セキュリティの仕事のやりがいはなんですか?
人によってやりがいは異なるものです。感謝される・評価されることがやりがい
の人、事故を未然に防いだ・被害を最小限に抑えてことがやりがいの人、スキル
アップや成長にやりがいを感じる人、様々です。セキュリティベンダーで働かれ
ている方とユーザー企業で働いている方のやりがいも同じではないでしょう。
このやりがいは、仕事をしていない学生にとっては感じづらいものです。
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セキュリティに興味を持つことはあこがれから始まる
セキュリティの勉強をしている学生は、どこかでその決断をしたことになります。
例えば専門学校のセキュリティコースに入学をする場合には進学時、おそらく
多くの学生は高校生の進路選択としてセキュリティの勉強をすることを決めた
ことになります。大学生でも高校からという人もいるでしょう。またゼミなどの
選択において決めたという人もいるかもしれません。セキュリティの仕事に就く
よりも前に、セキュリティの勉強をするということがキャリアの一歩目といえます。
その理由には、あこがれの先輩がセキュリティの分野を目指していたから、時代
の流れの中で必要性を感じて、ハッカーという響きへのあこがれと多様な思いが
あります。多少の先入観などはあれ、セキュリティの仕事やそれに関わる人たち
への期待やあこがれがあるはずです。調査では、セキュリティの仕事に就く人に
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選択が目立ちました。また、フリー記述では、セキュリティ人材の評価に関する
事や、地位向上を目指したコメントが寄せられました。これからセキュリティを
目指す人材には、セキュリティ業界で働く人にあこがれを持ってもらい、職業の
選択肢の一つとしてほしいものです。あこがれていた職業はやりがいもあると
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セキュリティの勉強をして様々な場面で活躍できる人材へ
セキュリティを学んだ学生が社会に出てよい評価を得るためには、世の中の理解
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就かないという選択をした学生についても、悲観することなく、セキュリティの
知見がある学生が様々な仕事についていると思えば、セキュリティの普及啓発の
役に立つはずです。昨今、様々な場面でセキュリティが必要といわれており、
専門人材の不足も強く言われています。さらに、専門とまではいかなくても
セキュリティの理解がある人材も求められています。セキュリティの勉強を
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「やりがい」を持ってもらえるようにセキュリティ人材が活躍していくことが、
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