★☆★JNSAメールマガジン 第334号 2026.3.20☆★☆
2026/03/20 (Fri) 15:30
★☆★JNSAメールマガジン 第334号 2026.3.20☆★☆
こんにちは
JNSAメールマガジン 第334号 をお届けします。
メールマガジンはJNSAのホームページでもご覧いただけます。
JNSAメールマガジン https://www.jnsa.org/aboutus/ml.html#passed
コラム最後にワンクリックアンケートがあります。
ぜひこのコラムの感想をお寄せください。
今回のメールマガジンはJNSA社会活動部会 部会長
唐沢 勇輔 様にご寄稿いただきました。
【連載リレーコラム】
【イベントレポート】JNSA25周年記念セミナー
―― AI時代のサイバー空間と「国産」の次の一手
JNSA社会活動部会 部会長 唐沢勇輔(Japan Digital Design 株式会社)
JNSA(日本ネットワークセキュリティ協会)25周年記念セミナーは、サイバー
セキュリティが“重要な技術テーマ”から、国家・産業・社会の前提条件へと
格上げされた現在地を確認し、AI時代に求められる設計思想と実装論を多角的に
議論する場となった。技術の話に留まらず、地政学、データガバナンス、電力、
標準化、産業政策へと論点が広がり、ビジネスパーソンにとっても「セキュリティ
は経営変数である」というメッセージが強く残る内容だった。
開会:25年の節目と“民間主導”の原点(江崎会長)
冒頭、JNSA会長の江崎先生は、JNSAが2000年前後のインターネット本格普及期に
設立され、今日まで継続してきた意義に触れたうえで、サイバーセキュリティが
国家アジェンダの最上位へと上がった現状を共有。JNSAとしては、JNSAが培って
きた「民間主導」の姿勢を軸に、次のステージでは“国産=内向き”ではなく、
グローバルを見据えた活動を加速することで我が国・そしてJNSAの責任を果たし
ていくという考え方が示された。
基調講演①:AI前提社会を支える「設計思想」
――インターネットから学ぶ(村井先生)
村井先生の講演は、インターネットの設計原則を再評価し、AI時代のサイバー
セキュリティを“技術論”ではなく“社会基盤設計”として捉え直す内容だった。
ITU統計の見方を手がかりに、今後インターネット人口を増やす主戦場がアジア・
アフリカに集中すること、そしてAIが人間の知識・データから学ぶ以上、人口
ボリュームの大きい地域(アジア・パシフィック)がAI時代の中心になり得る
構図を提示した。
さらに、南半球を巡る海底ケーブル敷設の動きに触れ、通信インフラが経済だけ
でなく安全保障と直結する現実を紹介。サイバー空間の議論が地理・資源・国際
関係と不可分であることを印象づけた。結論として強調されたのは、インターネ
ットが成功してきた三つの原則――①成熟技術のオープン標準化、②中央に依存
しない自律分散、③政治・行政・企業・市民を含むマルチステークホルダー――
を、AI時代のセキュリティ設計にも適用する重要性である。AI×電力(ワット・
ビット)やPNT(位置・時刻)インフラといった論点も示され、セキュリティが
“人命と社会を支える設計”へ接続する視点が共有された。
基調講演②:「AIを守る」「AIで守る」――攻防の最前線を実装へ(森先生)
森先生は、AIとセキュリティを「Security for AI(AIを守る)」と「AI for
Security(AIで守る)」の二軸で整理し、現場で起きている変化を具体的に示した。
前者では、LLMが研究・教育・開発・事務作業に深く入り込み、業務インフラ化
するほどにリスクの影響範囲が拡大している点を強調。総務省分科会のガイド
ライン策定なども概観しつつ、AIリスクの全体像と対策が示された。
後半は、AIが自動運転・ドローン・ロボットなど実世界の機器を動かす「フィジ
カルAI」についての紹介があり、最後に「AIエージェント」によって守る側の
自動化が進む一方で、エージェント自体が新たな攻撃面にもなるという「攻防の
同時進化」が提示された。
基調講演③:デジタル主権――サイバー空間に“国境”が戻る(谷脇氏)
谷脇氏は「デジタル主権」を軸に、インターネットが国境を越える前提で語られ
てきたにもかかわらず、近年は国家介入が増え、サイバー空間にも国境が形成
されつつある現実を整理した。インターネット自由度の国際調査やグローバル
リスクの潮流に触れつつ、社会の分断、偽情報、AIの負の影響、サイバー不安が
中長期でも主要リスクとして並ぶ構図を紹介。印象的なキーワードとして「マルチ
ポラリティ without マルチラテラリズム(多極化するが協調は弱い)」が提示
された。
続いて、規制の強弱×国家主導/民間主導の二軸で中国・EU・米国・インドを
整理。EUはGDPR等の“ブリュッセル効果”で世界標準を牽引してきた一方、
競争力低下を背景に規制見直しの兆しがある。米国は連邦の統一規制が弱い反面、
国家プロジェクトでAI覇権を加速し、州レベルの規制乱立という内部分断も抱える。
中国はデータ活用を制度化し、海外AI排除に近い動きも見せる。インドは国家が
本人認証等の基盤を整備し、その上で民間が競争する「協調と競争の分離」が
特徴だ。日本への提言として、デジタル赤字の拡大、GDP統計にデータ価値が
組み込まれる流れを踏まえ、データ流通市場の整備、ソブリンクラウド(所在地
だけでなく運用主権)、学習データ汚染への備え、ワット×ビット連携、そして
DFFTを具体化するオープンなデータスペース構築が示された。
パネル:国産サイバーセキュリティ産業の競争力をどう高めるか
終盤のパネルでは、政府(経産省)、リセラー(マクニカ)、国産ベンダー
(日立ソリューションズ、エムオーテックス)が登壇し、「国産」をグローバル
前提でどう強くするかを現実論として掘り下げた。経産省からは、サプライ
チェーン強化、セキュア・バイ・デザイン、官による支援体制、国内エコシステム
構築といった政策の柱が示され、特にスタートアップが“実績不足”で採用され
にくい壁を越えるため、政府が試行的調達を通じて信頼を提供する検討が語られた。
リセラー側からは、脅威インテリジェンスは自前主義では回らず外部調達も含めた
現実解がある一方、暗黙知を形式知化し再現性あるプロセスにする難しさが共有
された。ベンダー側からは、海外展開における失敗学が率直に語られ、「日本で
通じた価値をそのまま持っていくと通用しない」「現地の購買基準や運用前提、
連携・自動化の成熟度を理解しローカライズする必要がある」ことが共通認識と
して浮かび上がった。国産が海外で戦う方向性は、①米国・イスラエル型の巨額
R&D領域に正面から挑む、②日本の強み(OT、品質、運用、信頼)を活かすニッチ
を狙う、の二つに大別されるという整理も示され、戦略の明確化が課題として
共有された。
まとめ:
本セミナーを通じて、改めてサイバーセキュリティの守備範囲の広がりを感じ
ざるを得ない。もとよりグローバルな要素は強い領域だったが、AIなどの新技術
においても常にセキュリティの話はついてまわるほか、昨今は地政学・政治的な
領域にも話が及んでいるのは多くの知るところであろう。JNSAの活動余地はます
ます広がる必要があるのだと感じたセミナーだった。
※一部講演はYouTubeでも公開しています。下記ページからご覧ください。
https://www.jnsa.org/seminar/2025/25th/index.html
#連載リレーコラム、ここまで
<お断り>本稿の内容は著者の個人的見解であり、所属団体及びその業務と
関係するものではありません。
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【部会・WGからのお知らせ】
★マーケティング部会によるサイバーセキュリティ職業紹介サイト
「サイバーセキュリティのお仕事紹介」の動画4本(守る人3本、特別編1本)を
公開しました。
https://www.jnsa.org/jobintroduction/index.html
★情報セキュリティ教育事業者連絡会(ISEPA)JTAGキャリアデザインWGが
報告書「セキュリティ人材および関連業務に携わる方へのアンケート調査 速報」を
公開しました。
https://www.jnsa.org/isepa/index.html
★調査研究部会 X.1060マップ活用WGが「X.1060サービスマップ」を公開しました。
https://www.jnsa.org/result/x.1060/index.html
★JNSA主催セミナー/イベントの動画・講演資料順次公開中!
JNSAホームページをご確認ください
https://www.jnsa.org/
【事務局からのお知らせ】
★JNSA事務局を騙った詐欺事件が発生しています。
当協会から個人の方へ金銭のご請求を行うことはございません。
お心当たりのある方は最寄りの警察署に実際に足を運んで御相談下さい!!
★セキュリティにまつわる課題解決を支援!「JNSAソリューションガイド」
JNSAの会員企業が取り扱うネットワークセキュリティに関する製品やサービス、
イベント情報などをご紹介しています。是非お役立てください!
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↓ 以下、 JNSA会員企業等からのご案内です
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【無料ウェビナー】OWASP Top 10:2025
最新セキュリティリスクと対策を解説
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2025年12月OWASP Top 10が公開されました。
OWASP Top 10は、Webアプリケーションの
セキュリティ対策における世界的な指標として、多くの企業
や開発者に活用されています。
本ウェビナーでは、最新のOWASP Top 10:
2025をもとに今開発現場で押さえるべきセキュリティ
リスクやトレンドを30分でコンパクトに解説します。
•日時:2026年4月9日(木) 12:00~12:30
•詳細:https://www.proactivedefense.jp/blog/information/post-7861
【株式会社神戸デジタル・ラボ】
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(一財)日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)
3/26無料ウェビナー「経済産業省デジタル関連施策について」
令和8年度の経済産業省におけるデジタル関連施策をテーマに、
無料セミナーを開催します。
講師に経済産業省 商務情報政策局の寺川聡氏を迎え、生成AI
の進展を踏まえた政策動向や、企業のDX推進に向けた方向性
などを解説いただきます。今後の投資や支援の考え方について
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日時は3月26日(木)15時~16時。
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株式会社ブロードバンドセキュリティ 特別寄稿
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AI時代のセキュリティ戦略:上野宣氏が語る、攻撃と防御の最前線
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■
生成AIの急速な進化は、私たちの業務やビジネスの在り方だけでな
く、サイバーセキュリティの常識そのものを塗り替えつつあります
。攻撃と防御の双方でAI化が進む現在、企業のセキュリティ戦略は
どう変わるべきなのでしょうか。今回は長年にわたりサイバーセキ
ュリティ分野を牽引してきた上野 宣氏に、AIとセキュリティを取
り巻く最新動向、企業が直面する課題、そしてこれからの時代に求
められる戦略の方向性について伺います。
▼記事を読む▼
https://hubs.li/Q0473w9D0
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キヤノンITソリューションズ株式会社
セミナー|セキュリティ対策評価制度と整えるべきポイントを解説
キヤノンITソリューションズのセキュリティエンジニアが、
2026年度末に施行予定のセキュリティ対策評価制度について、
30分で解説するオンラインセミナーです。ぜひご参加ください。
【開催日】
3月23日(月)14:00~14:30 / 3月24日(火)13:00~13:30
3月25日(水)11:00~11:30 / 4月6日 (月)15:00~15:30
4月10日(金)15:00~15:30
▼お申し込みはこちら
https://canon-its.svy.ooo/ng/answers/security-seminar260313
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JNSAメールマガジン 第334号
発信日:2026年3月20日
発 行:JNSA事務局 sec@jnsa.org
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―― AI時代のサイバー空間と「国産」の次の一手
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セキュリティが“重要な技術テーマ”から、国家・産業・社会の前提条件へと
格上げされた現在地を確認し、AI時代に求められる設計思想と実装論を多角的に
議論する場となった。技術の話に留まらず、地政学、データガバナンス、電力、
標準化、産業政策へと論点が広がり、ビジネスパーソンにとっても「セキュリティ
は経営変数である」というメッセージが強く残る内容だった。
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冒頭、JNSA会長の江崎先生は、JNSAが2000年前後のインターネット本格普及期に
設立され、今日まで継続してきた意義に触れたうえで、サイバーセキュリティが
国家アジェンダの最上位へと上がった現状を共有。JNSAとしては、JNSAが培って
きた「民間主導」の姿勢を軸に、次のステージでは“国産=内向き”ではなく、
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――インターネットから学ぶ(村井先生)
村井先生の講演は、インターネットの設計原則を再評価し、AI時代のサイバー
セキュリティを“技術論”ではなく“社会基盤設計”として捉え直す内容だった。
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アフリカに集中すること、そしてAIが人間の知識・データから学ぶ以上、人口
ボリュームの大きい地域(アジア・パシフィック)がAI時代の中心になり得る
構図を提示した。
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でなく安全保障と直結する現実を紹介。サイバー空間の議論が地理・資源・国際
関係と不可分であることを印象づけた。結論として強調されたのは、インターネ
ットが成功してきた三つの原則――①成熟技術のオープン標準化、②中央に依存
しない自律分散、③政治・行政・企業・市民を含むマルチステークホルダー――
を、AI時代のセキュリティ設計にも適用する重要性である。AI×電力(ワット・
ビット)やPNT(位置・時刻)インフラといった論点も示され、セキュリティが
“人命と社会を支える設計”へ接続する視点が共有された。
基調講演②:「AIを守る」「AIで守る」――攻防の最前線を実装へ(森先生)
森先生は、AIとセキュリティを「Security for AI(AIを守る)」と「AI for
Security(AIで守る)」の二軸で整理し、現場で起きている変化を具体的に示した。
前者では、LLMが研究・教育・開発・事務作業に深く入り込み、業務インフラ化
するほどにリスクの影響範囲が拡大している点を強調。総務省分科会のガイド
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後半は、AIが自動運転・ドローン・ロボットなど実世界の機器を動かす「フィジ
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自動化が進む一方で、エージェント自体が新たな攻撃面にもなるという「攻防の
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終盤のパネルでは、政府(経産省)、リセラー(マクニカ)、国産ベンダー
(日立ソリューションズ、エムオーテックス)が登壇し、「国産」をグローバル
前提でどう強くするかを現実論として掘り下げた。経産省からは、サプライ
チェーン強化、セキュア・バイ・デザイン、官による支援体制、国内エコシステム
構築といった政策の柱が示され、特にスタートアップが“実績不足”で採用され
にくい壁を越えるため、政府が試行的調達を通じて信頼を提供する検討が語られた。
リセラー側からは、脅威インテリジェンスは自前主義では回らず外部調達も含めた
現実解がある一方、暗黙知を形式知化し再現性あるプロセスにする難しさが共有
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通じた価値をそのまま持っていくと通用しない」「現地の購買基準や運用前提、
連携・自動化の成熟度を理解しローカライズする必要がある」ことが共通認識と
して浮かび上がった。国産が海外で戦う方向性は、①米国・イスラエル型の巨額
R&D領域に正面から挑む、②日本の強み(OT、品質、運用、信頼)を活かすニッチ
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ざるを得ない。もとよりグローバルな要素は強い領域だったが、AIなどの新技術
においても常にセキュリティの話はついてまわるほか、昨今は地政学・政治的な
領域にも話が及んでいるのは多くの知るところであろう。JNSAの活動余地はます
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•日時:2026年4月9日(木) 12:00~12:30
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3/26無料ウェビナー「経済産業省デジタル関連施策について」
令和8年度の経済産業省におけるデジタル関連施策をテーマに、
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日時は3月26日(木)15時~16時。
参加費無料・事前登録制です。ぜひお申込みください。
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2026年度末に施行予定のセキュリティ対策評価制度について、
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【開催日】
3月23日(月)14:00~14:30 / 3月24日(火)13:00~13:30
3月25日(水)11:00~11:30 / 4月6日 (月)15:00~15:30
4月10日(金)15:00~15:30
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