★☆★JNSAメールマガジン 臨時号 2021.12.24☆★☆
2021/12/24 (Fri) 16:00
★☆★JNSAメールマガジン 臨時号 2021.12.24☆★☆
こんにちは
JNSAメールマガジン 臨時号 「2021セキュリティ十大ニュース」です!
みなさま今年もJNSAメールマガジンをご購読いただきありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願い致します。
良いお年をお迎え下さい!
↓以下、転送自由
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セキュリティのプロが選ぶ!
JNSA 2021 セキュリティ十大ニュース
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https://www.jnsa.org/active/news10/
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2021年セキュリティ十大ニュース
~サイバーセキュリティが世界の行く末を左右する時代が始まった~
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
セキュリティ十大ニュース選考委員会委員長 大木榮二郎
今年のセキュリティ十大ニュースは不気味である。
世界中がコロナウイルスに翻弄された1年、ワクチン接種のニュースに一喜一
憂しやっと終息するかと思えば新たな変異株の出現でまたもや先行きが不透明
になっている。意見の分かれた東京オリンピック・パラリンピックの開催も大
過なく終了し、選手の活躍に癒された。しかしサイバー空間には異なる世界が
広がりつつあるのかもしれない。
過去5年間のセキュリティ十大ニュースを紐解くと、毎年約半分がセキュリテ
ィ事件事故のニュースで、残りの半分はセキュリティにかかわる制度の発足や
世相などのニュースが占めていた。しかし、今年は後者のニュースはトップテ
ンには入っていない。すべてのニュースが事件事故に関わるものであり、その
中でもサイバー空間の攻防に関するニュースが半分、あとの半分はITや情報の
管理の不備にかかわるニュースとなっているのが大きな特徴だ。
サイバー攻撃が計画的、組織的に展開され、防御も的確に行えば効果が上がる
ことが鮮明になってきた、と同時にITや情報管理の不備があると際立って目に
付くというのが2021年の特徴であろう。
EMOTETのテイクダウンは警察機構の取り組みであるが、トップニュースである
ランサムの被害に対して、米サイバー軍のトップがランサム攻撃グループに対
して攻勢をかけていると明らかにしたことも特筆しておかなければならない。
サイバー戦争の危機感は現実のものである。
今やサイバー空間は安全保障の最前線とも認識すべきであり、その同じ空間で
多くの経済活動が行われており、企業の成長の糧がその空間を通してもたらさ
れるという現実もまた受け止めなければならない。民間部門においても、サイ
バーセキュリティやITと情報の管理に不備のないよう、怠りなく対策を進化さ
せていかなければならない。企業の経営者やデジタル化の責任者にはこのこと
を強く認識していただきたい。
物理的な世界では軍隊と民間の活動は明確に区別が可能であるが、サイバー空
間における活動では両者を見分けるのがむつかしい。このことが、サイバー空
間での軍事作戦の展開を容易に決断できる要因になっているに違いない。
最後の大戦から七十数年、この間の比較的平和な時代が大きな恩恵をもたらし
てきたが、このところ紛争や対立が次第に深刻化しており、先行きが不透明に
なってきている。アフガニスタン、シリア、ミャンマーなど渦中にある地域に
加えて、台湾海峡やウクライナなど軍事衝突をも予感させるような情勢となり
つつある。このような緊張状態においては、サイバー空間における軍事目的の
活動が活発化することは目に見えている。
2021年は、サイバーセキュリティが世界の行く末、我々の行く末を左右する分
岐の先端に影響を与えるようになったと明確に認識した年として記憶されるこ
とになるかもしれない。
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2021セキュリティ十大ニュース
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
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【第1位】 5月7日 ランサムウェアの被害広範囲に、影響は一般市民にも
~ ランサムウェア攻撃の脅威を思い知らされた1年 ~
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【第2位】 3月17日 LINEデータ管理の不備が指摘される
~ にわかに盛り上がる経済安全保障の論議 ~
----------------------------------------------------------------------
【第3位】 1月27日 EMOTETテイクダウンの朗報、しかし再燃の動きも
~ 国際間協力により完全破壊するも11月には復活 ~
----------------------------------------------------------------------
【第4位】 5月26日 ProjectWEBへの不正アクセスで官公庁等の情報が流出
~ 今後のITサプライチェーンの課題は? ~
----------------------------------------------------------------------
【第5位】 11月26日 みずほ銀行のシステム障害多発に金融庁が業務改善命令
~ 日本企業の経営層に求められるITに対する理解 ~
----------------------------------------------------------------------
【第6位】 1月29日 Salesforce設定ミスによる情報流出にNISCが注意喚起
~ クラウド・バイ・デフォルト時代における新たな責任の自覚~
----------------------------------------------------------------------
【第7位】 10月21日 NTTと東京オリパラ大会組織委員会、
サイバーセキュリティ対策を報告
~ 懸念されたサイバー攻撃を防御し、東京オリパラは無事終了 ~
----------------------------------------------------------------------
【第8位】 1月12日 ソフトバンク元社員を不正競争防止法違反で逮捕
~ 社員による会社情報持ち出しの抑止力となるか? ~
----------------------------------------------------------------------
【第9位】 7月28日 「戦争の原因になり得る」とサイバー攻撃に強い危機感
~ 対岸は存在しないサイバー空間の攻防 ~
----------------------------------------------------------------------
【第10位】 9月28日 VPN狙い撃ちの被害続く中、米政府堅牢化の
ガイダンスを公開
~ 攻撃は境界型防衛への最後通告か ~
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解説はこちらをご覧下さい。
https://www.jnsa.org/active/news10/
<2021セキュリティ十大ニュース>選定委員・解説
委員長・大木榮二郎/織茂昌之/片山幸久/唐沢勇輔/岸田 明/小屋晋吾/
小山 覚/杉浦 昌/下村正洋/竹内和弘/丸山司郎/持田啓司
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(セキュリティ十大ニュースここまで)
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JNSAメールマガジン 臨時号
発信日:2021年12月24日
発 行:JNSA事務局 office@jnsa.org
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~サイバーセキュリティが世界の行く末を左右する時代が始まった~
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セキュリティ十大ニュース選考委員会委員長 大木榮二郎
今年のセキュリティ十大ニュースは不気味である。
世界中がコロナウイルスに翻弄された1年、ワクチン接種のニュースに一喜一
憂しやっと終息するかと思えば新たな変異株の出現でまたもや先行きが不透明
になっている。意見の分かれた東京オリンピック・パラリンピックの開催も大
過なく終了し、選手の活躍に癒された。しかしサイバー空間には異なる世界が
広がりつつあるのかもしれない。
過去5年間のセキュリティ十大ニュースを紐解くと、毎年約半分がセキュリテ
ィ事件事故のニュースで、残りの半分はセキュリティにかかわる制度の発足や
世相などのニュースが占めていた。しかし、今年は後者のニュースはトップテ
ンには入っていない。すべてのニュースが事件事故に関わるものであり、その
中でもサイバー空間の攻防に関するニュースが半分、あとの半分はITや情報の
管理の不備にかかわるニュースとなっているのが大きな特徴だ。
サイバー攻撃が計画的、組織的に展開され、防御も的確に行えば効果が上がる
ことが鮮明になってきた、と同時にITや情報管理の不備があると際立って目に
付くというのが2021年の特徴であろう。
EMOTETのテイクダウンは警察機構の取り組みであるが、トップニュースである
ランサムの被害に対して、米サイバー軍のトップがランサム攻撃グループに対
して攻勢をかけていると明らかにしたことも特筆しておかなければならない。
サイバー戦争の危機感は現実のものである。
今やサイバー空間は安全保障の最前線とも認識すべきであり、その同じ空間で
多くの経済活動が行われており、企業の成長の糧がその空間を通してもたらさ
れるという現実もまた受け止めなければならない。民間部門においても、サイ
バーセキュリティやITと情報の管理に不備のないよう、怠りなく対策を進化さ
せていかなければならない。企業の経営者やデジタル化の責任者にはこのこと
を強く認識していただきたい。
物理的な世界では軍隊と民間の活動は明確に区別が可能であるが、サイバー空
間における活動では両者を見分けるのがむつかしい。このことが、サイバー空
間での軍事作戦の展開を容易に決断できる要因になっているに違いない。
最後の大戦から七十数年、この間の比較的平和な時代が大きな恩恵をもたらし
てきたが、このところ紛争や対立が次第に深刻化しており、先行きが不透明に
なってきている。アフガニスタン、シリア、ミャンマーなど渦中にある地域に
加えて、台湾海峡やウクライナなど軍事衝突をも予感させるような情勢となり
つつある。このような緊張状態においては、サイバー空間における軍事目的の
活動が活発化することは目に見えている。
2021年は、サイバーセキュリティが世界の行く末、我々の行く末を左右する分
岐の先端に影響を与えるようになったと明確に認識した年として記憶されるこ
とになるかもしれない。
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【第1位】 5月7日 ランサムウェアの被害広範囲に、影響は一般市民にも
~ ランサムウェア攻撃の脅威を思い知らされた1年 ~
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【第2位】 3月17日 LINEデータ管理の不備が指摘される
~ にわかに盛り上がる経済安全保障の論議 ~
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【第3位】 1月27日 EMOTETテイクダウンの朗報、しかし再燃の動きも
~ 国際間協力により完全破壊するも11月には復活 ~
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【第4位】 5月26日 ProjectWEBへの不正アクセスで官公庁等の情報が流出
~ 今後のITサプライチェーンの課題は? ~
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【第5位】 11月26日 みずほ銀行のシステム障害多発に金融庁が業務改善命令
~ 日本企業の経営層に求められるITに対する理解 ~
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【第6位】 1月29日 Salesforce設定ミスによる情報流出にNISCが注意喚起
~ クラウド・バイ・デフォルト時代における新たな責任の自覚~
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【第7位】 10月21日 NTTと東京オリパラ大会組織委員会、
サイバーセキュリティ対策を報告
~ 懸念されたサイバー攻撃を防御し、東京オリパラは無事終了 ~
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【第8位】 1月12日 ソフトバンク元社員を不正競争防止法違反で逮捕
~ 社員による会社情報持ち出しの抑止力となるか? ~
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【第9位】 7月28日 「戦争の原因になり得る」とサイバー攻撃に強い危機感
~ 対岸は存在しないサイバー空間の攻防 ~
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【第10位】 9月28日 VPN狙い撃ちの被害続く中、米政府堅牢化の
ガイダンスを公開
~ 攻撃は境界型防衛への最後通告か ~
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<2021セキュリティ十大ニュース>選定委員・解説
委員長・大木榮二郎/織茂昌之/片山幸久/唐沢勇輔/岸田 明/小屋晋吾/
小山 覚/杉浦 昌/下村正洋/竹内和弘/丸山司郎/持田啓司
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発信日:2021年12月24日
発 行:JNSA事務局 office@jnsa.org
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