★☆★JNSAメールマガジン 第232号 2022.3.11☆★☆
2022/03/11 (Fri) 15:30
★☆★JNSAメールマガジン 第232号 2022.3.11☆★☆
こんにちは
JNSAメールマガジン 第232号 をお届けします。
メールマガジンはJNSAのホームページでもご覧いただけます。
JNSAメールマガジン https://www.jnsa.org/aboutus/ml.html#passed
コラム最後にワンクリックアンケートがあります。
ぜひこのコラムの感想をお寄せください。
今回のメールマガジンは
情報セキュリティワークショップin越後湯沢 大会副委員長
落合 博幸様にご寄稿いただきました。
【連載リレーコラム】
オンラインイベントの新たな価値創造
情報セキュリティワークショップin越後湯沢 大会副委員長 落合 博幸
情報セキュリティワークショップin越後湯沢(以下長いので湯沢WSと記します)
は、2021年10月8日、オンラインで開催されました。
現在全国5か所で開催されているいわゆる「温泉シンポジウム」は、コロナ禍
にあってそのほとんどがオンライン開催に変更されています。湯沢WSも2020年
はやむなくオンラインに変更し開催したところですが、2回目を迎える2021年
は、もう「やむなく」ではなく、オンラインであることのメリットを最大限に
生かした前向きなイベントにしていこうと、実行委員全員で知恵を絞りました。
以下、今年の湯沢WSのポイントをまとめています。
1.イベント全体を事前収録したこと
一昨年(2020年)の開催は、講師はもちろんほとんどのスタッフがリモートで
参加し、配信チームのみ1か所に集合して、YoutubeLiveで配信を行いました。
講演は事前収録とzoomを使ったライブ映像が混在、司会はリモートからzoom映
像で行う形でした。
Youtubeに配信する際はタイムラグがあり、司会の繋ぎMCの同期を取るのは難
しい問題でした。また、リモートの講師とコミュニケーションを取るのも難し
く、本番が始まったらタイムキープは講師にお任せするしかなかったことも悩
ましい問題でした。
一つ間違えば大事故につながりかねないこの問題を解決するために、2021年開
催は全ての講演を事前収録としました。各講師にはプレゼンテーションの動画
を事前にご提出いただき、スタッフが音量などを調整しながら、これも事前収録
した司会MC、協賛企業のPR動画などとつなぎ合わせて、8時間を超える長編の
ビデオコンテンツを作成し、開催当日に配信しました。この編集はとてもうま
くいったので、視聴者にはライブで配信しているように見えたかもしれません。
2.講師がYoutubeLiveに参加したこと
全て事前収録となると、質疑応答などができずライブ感のないイベントになっ
てしまうと思われますが、湯沢WSでは、配信時間には講師にもYoutubeLiveに
参加していただくようお願いをしています。Youtubeのコメント欄に今話して
いる講師自身が登場し、「質問があればどうぞ」というわけです。
これはオンサイトのイベントでは実現することのできない、新しいユーザー体
験です。講演の内容について、コメント欄で活発な質疑応答や意見交換が行わ
れる様子は、感動的でもありました。
3.oViceを使ったコミュニケーション空間
2020年開催においては、昼はYoutubeLiveで講演、夜は「車座会議」と呼ばれ
る恒例のBOFをzoomで開催しましたが、2021年開催ではこれに加えてoViceを使
った交流スペースを用意しました。
oVice(https://ovice.in/ja/)は、近くにいる人と自由に会話ができるバー
チャル空間で、コロナ禍でテレワークが進んだ結果不足しがちな「立ち話」的
なコミュニケーションを行うバーチャルオフィスとして、多くの企業に採用さ
れています。
湯沢WSではこのoViceを使ったバーチャルイベント会場を、本番開催の4日前か
らオープンし、実行委員からのミニセッションなどプレイベントを開催して気
分を盛り上げました。当日はoViceからも昼講演を視聴できるようにした他、
車座会議後の交流スペースとしても開放し、参加者相互のコミュニケーション
をはかることができました。
4.湯沢の名産品を通信販売
オンラインイベントでは、白浜、道後、越後湯沢など温泉地の名前を冠する意
味が薄れてしまいます。私たちは少しでも「湯沢に来ている」感覚を参加者に
共有してもらおうと、楽天に出店している酒屋さんはじめ地元の人と共同で、
地酒や地元の名産品の詰め合わせを「湯沢WS限定セット」として販売しました。
先着限定ですが購入者には湯沢WS特製キーホルダーを添付するようにしました。
これは参加者に好評を得ただけでなく、開催地越後湯沢のPRや、地元の人との
つながりを維持することとしても有益だったと思います。
コロナ禍をきっかけにやむなく選択したオンライン開催でしたが、そこには時
間と距離を飛び越える大きなチャンスがあります。これまで遠方で参加できな
かったがオンラインだから参加できたという声もありました。遠くオランダか
ら講演いただいた講師もおられました。オンラインイベントは、オンサイトの
それを代替するものではありません。オンサイトとは別の価値や意味を創造す
るものと考えるべきでしょう。
今年こそは越後湯沢で開催したい、それは強い願いですが、私たちが得たオン
ラインという新しいツールを、そこでも活かせるようなイベントを作っていき
たいと考えています。
#連載リレーコラム、ここまで
<お断り>本稿の内容は著者の個人的見解であり、所属団体及びその業務と
関係するものではありません。
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今回のメールマガジンの感想をお寄せください。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeG4doCP_Pu0kHVaJAwMjsMQNqCEceGLQULdBE7ABPEjmo7-A/viewform?entry.2051377352=%E7%AC%AC232%E5%8F%B7
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ユリルがパワーアップして戻ってきた!?
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当協会から個人の方へ金銭のご請求を行うことはございません。
お心当たりのある方は最寄りの警察署に御相談下さい!!
★リモートワークに活用ください!
「緊急事態宣言解除後のセキュリティ・チェックリスト」
https://www.jnsa.org/telework_support/telework_security/index.html
☆コラムに関するご意見、お問い合わせ等はJNSA事務局までお願いします。
sec@jnsa.org
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JNSAメールマガジン 第232号
発信日:2022年3月11日
発 行:JNSA事務局 sec@jnsa.org
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にあってそのほとんどがオンライン開催に変更されています。湯沢WSも2020年
はやむなくオンラインに変更し開催したところですが、2回目を迎える2021年
は、もう「やむなく」ではなく、オンラインであることのメリットを最大限に
生かした前向きなイベントにしていこうと、実行委員全員で知恵を絞りました。
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一昨年(2020年)の開催は、講師はもちろんほとんどのスタッフがリモートで
参加し、配信チームのみ1か所に集合して、YoutubeLiveで配信を行いました。
講演は事前収録とzoomを使ったライブ映像が混在、司会はリモートからzoom映
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催は全ての講演を事前収録としました。各講師にはプレゼンテーションの動画
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ビデオコンテンツを作成し、開催当日に配信しました。この編集はとてもうま
くいったので、視聴者にはライブで配信しているように見えたかもしれません。
2.講師がYoutubeLiveに参加したこと
全て事前収録となると、質疑応答などができずライブ感のないイベントになっ
てしまうと思われますが、湯沢WSでは、配信時間には講師にもYoutubeLiveに
参加していただくようお願いをしています。Youtubeのコメント欄に今話して
いる講師自身が登場し、「質問があればどうぞ」というわけです。
これはオンサイトのイベントでは実現することのできない、新しいユーザー体
験です。講演の内容について、コメント欄で活発な質疑応答や意見交換が行わ
れる様子は、感動的でもありました。
3.oViceを使ったコミュニケーション空間
2020年開催においては、昼はYoutubeLiveで講演、夜は「車座会議」と呼ばれ
る恒例のBOFをzoomで開催しましたが、2021年開催ではこれに加えてoViceを使
った交流スペースを用意しました。
oVice(https://ovice.in/ja/)は、近くにいる人と自由に会話ができるバー
チャル空間で、コロナ禍でテレワークが進んだ結果不足しがちな「立ち話」的
なコミュニケーションを行うバーチャルオフィスとして、多くの企業に採用さ
れています。
湯沢WSではこのoViceを使ったバーチャルイベント会場を、本番開催の4日前か
らオープンし、実行委員からのミニセッションなどプレイベントを開催して気
分を盛り上げました。当日はoViceからも昼講演を視聴できるようにした他、
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今年こそは越後湯沢で開催したい、それは強い願いですが、私たちが得たオン
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