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2023/11/24 (Fri) 15:30
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こんにちは
JNSAメールマガジン 第276号 をお届けします。

メールマガジンはJNSAのホームページでもご覧いただけます。
JNSAメールマガジン https://www.jnsa.org/aboutus/ml.html#passed

コラム最後にワンクリックアンケートがあります。
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今回のメールマガジンは
株式会社マクニカ 山下 諒輔様にご寄稿いただきました。

【連載リレーコラム】

経済産業省から ASM 導入ガイダンス が公開、 今話題の ASM とは?

株式会社マクニカ ネットワークス カンパニー
セキュリティサービス事業部 ASMプロダクトマネージャ
山下 諒輔

2023年5月29日に経済産業省より「ASM 導入ガイダンス」が公開されたことや、
昨今のインシデント傾向を背景に、Attack Surface Management:ASMが注目
されています。本記事では、ASM の概要、ASM が注目される背景、日本企業の
傾向について解説をしていきます。

【ASMとは】
ASMとは、Attack Surface(攻撃対象面)と呼ばれる、攻撃者の侵入経路と
なりうる VPN機器やリモートデスクトップなど、外部(インターネット)に
面している脆弱な外部サーバーやネットワーク機器を発見し、それらに存在
する脆弱性などのリスクを、継続的に検出・評価・対処・管理する一連のプロ
セスのことを、Attack Surface Management と呼び、ASMと略称されています。

【なぜ、昨今 ASM が注目されているのか?】
ASM が注目される背景には、昨今のランサムウェア被害の増加が関連しています。
日系企業のランサムウェアによるセキュリティインシデントの数は、弊社
セキュリティ研究センターの独自調査によると、公開情報から把握できるだけ
でも 2020年4月から 2023年8月の間に355件発生しています。そして、警察庁
の統計によると、2022年に国内で発生したランサムウェアインシデントの感染
経路として、62%が VPN 機器、19%がリモートデスクトップからの侵入であり、
外部公開資産の割合は 81%に上っていることが公開されています。
その為、ランサムウェア等の重大なインシデントを阻止するための取り組みと
して、攻撃者の初期侵入口である外部公開資産を把握し、対処をする ASM が
注目されています。

また、前述の日系企業のランサムウェアインシデントの公表事案の内、30%
以上は海外拠点がきっかけで発生していたということも判明しています。
日系企業は特に製造業を中心に海外拠点が多く、いずれの企業も海外拠点への
セキュリティガバナンスに課題を持っていますが、海外までは対策が及んで
いないのが、弊社が多くのお客様よりご相談頂く中で把握している実態です。
そもそも現地の IT 担当者が把握出来ていない、脆弱性の対処をしたと言って
いるが本当に出来ているのか分からないなど、国内本社側はある程度の対策が
進んできているものの、海外拠点や子会社は手付かずのケースが散見されます。
攻撃者視点から見ると、セキュリティ対策が甘い脆弱な拠点を当然狙います
ので、本社だけでなく海外や子会社も含めた外部公開資産に対してのセキュリ
ティ対策が求められます。

【ASM の対策傾向】
弊社では過去数年間で数百社の日系企業の調査を実施していますが、その中で
見られた傾向として、自社の資産やリスクの状況を把握出来ていると想定され
ている企業であっても未把握の資産が多く発見されています。調査で発見され
た資産の内、平均して約3割が未把握資産であったり、約4割の資産で対処が
必要なリスクが検出されています。未把握の資産は、セキュリティ対策が講じる
ことが出来ず、重大なセキュリティインシデントに直結するため、未把握の資産
やリスクがないかという確認の為にも ASM は必要だということがこの統計から
もお分かりいただけると思います。

【まとめ】
ASM の概要、ASM が注目される背景について述べてきましたが、本記事を通じて、
自社は外部公開資産の把握や対策が出来ているのか?今一度振り返っていただ
ければ幸いです。また、1 つの管理不十分な未把握資産から、インシデントに
繋がることがあるという事実を理解し、ASM ソリューション選定の際の手助け
となれば嬉しく思います。

#連載リレーコラム、ここまで

<お断り>本稿の内容は著者の個人的見解であり、所属団体及びその業務と
関係するものではありません。

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今回のメールマガジンの感想をお寄せください。
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「日本の人事と内部不正」特別編第8回
「法務省 公安調査庁への「活きいきと働くための施策」に関するインタビュー」
 公開しました。https://www.jnsa.org/result/soshiki/index.html
★12月1日開催 JNSA西日本支部主催「NSF 2023 in Kansai|
 品質&生産性向上活動を意識される中小製造業 生産現場の皆さまへ」
 参加登録受付中です。
 https://www.jnsa.org/seminar/nsf/2023kansai/index.html
★12月2日開催 JNSAインターンシップ(学生さん限定イベント)
「産学情報セキュリティ人材育成交流会」 参加登録受付中です。
 https://www.jnsa.org/internship/index.html
★12月18日開催 日本ISMSユーザグループ主催
「情報セキュリティマネジメント・セミナー2023」参加登録を開始しました。
 https://www.jnsa.org/seminar/std/isms/2023/index.html
★12月26日-27日開催 教育部会主催
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経済産業省/個人情報保護委員会共催(JIPDEC事務局)、
「グローバルCBPRの展開・普及ワークショップを開催します。
本ワークショップでは、CBPR認証が従来のAPECの枠組みから
グローバルに展開していく方向性と、認証を取得する意義、そして
具体的な認証取得方法について、経済産業省/個人情報保護委員会
、CBPR認証取得事業者、学界/法曹界/消費者団体関係者、認証付
与機関たるJIPDECよりご紹介します。
■日程:2023年12月14日(木)14:00-16:40(受付開始13:30)
■場所:共創館カンファレンス A(大会議室)
(福岡市中央区渡辺通2-1-82 電気ビル共創館3階)
■参加費:無料
▼お申込みはこちら
https://www.jipdec.or.jp/eventseminar/event/20231214cbprseminar.html
【(一財)日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)】

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クラウドストレージとは違う! メールで簡単に脱PPAP!
EMOTETが再流行し、対策として脱PPAPが叫ばれています。
しかしクラウドストレージや暗号化ソフトは、メール送信時に煩雑
な操作が必要となり、業務負担が増大します。
URLとパスワードを同時にメール送信すれば安全性も低いままです。
imatrixの脱PPAP「マトリックスエージェント」はメール業務を変えず、
大切な添付ファイルを安全に相手に届けます。
・ウイルススキャン可能な暗号化別経路で送信
・パスワード共有による漏洩なし
・大容量ファイルも簡単に送信
・受信時の暗号化ファイルの検査・無害化も追加可能
無料トライアルも実施中です。
製品ページ:https://www.imatrix.co.jp/product/agent.html
お問い合わせ:sales@imatrix.co.jp
【アイマトリックス株式会社】

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<圧倒的低コストのPC情報管理ツール SurveyEyes>
SurveyEyesは利用場所は問わず、WindowsPCの
情報・状態を把握することができる圧倒的低価格の
PC情報管理クラウドサービスです。

機能をインベントリ収集と設定したポリシー違反の検知
に加え操作ログ取得に絞ることでPC管理における運用の手間
や維持コストの課題を解決します。

Microsoft Intune導入企業において、Intuneでは
賄えない操作ログの取得等を補完するツールとしてご選択
頂くケースが増えてきております。詳しくは以下をご覧ください。

圧倒的低コストのPC情報管理ツール SurveyEyes
開発元:株式会社ソフトクリエイト https://surveyeyes.jp/

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【JDSF】「ビギナーのためのストレージ講座」のご案内

11月30日(木)に「ビギナーのためのストレージ講座」を
Webinar形式で開催致します。
どなたでもご参加可能ですので是非ご参加下さい。
■主催:ジャパンデータストレージフォーラム(JDSF)
    電子情報技術産業 協会(JEITA)
■開催日:2023年11月30日(木曜日)
■プログラム:詳細はJDSFのホームページをご参照ください。
       https://www.jdsf.gr.jp/
■定員:100名(予定)
■参加費:無料
■参加お申込み受付フォーム:
https://ctc-g.zoom.us/webinar/register/WN_toKNhLUvQdKKBHeCogGGOg
<ジャパンデータストレージフォーラム>

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CKA新コース:日本企業が侵害されやすいサイバー攻撃への対策を
学ぶ演習を開始します ――大日本印刷株式会社
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セキュリティ人材を育成するサイバーナレッジアカデミー(CKA)は、
セキュアワークス株式会社と共同で、日本企業が侵害されやすいサ
イバー攻撃手法をシナリオに採用した演習を新たに開発しました。
▼ニュースリリースはこちら
https://www.dnp.co.jp/news/detail/20169887_1587.html

セキュアワークス社の知見を組み込んだ最新の攻撃手法をサイバー
レンジ上で体験し、3日間で予防策や対応策を習得できます。
▼コースの詳細・受講申込等のお問合わせはこちら
https://www.dnp.co.jp/cka/course/ir-fundamental-3days.html
【大日本印刷株式会社/サイバーナレッジアカデミー】

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【お申込受付中】2024年1月~3月CISSPトレーニングのご案内
2024年1月~3月は2部屋同時開催の予定です。ぜひご検討ください!
※12月は満席です。
■□■CISSPトレーニング■□■
日程:2024年1月25-26、29-31(5日間)
時間:9:30~19:00
会場:オンライン
トレーニング受講料 税込・試験込み 
早割価格:539,000円⇒JNSA会員特別価格:499,400円
詳細:https://www.nri-secure.co.jp/service/learning/cissp_training?
utm_source=jnsamail&utm_medium=mail&utm_campaign=20231117jnsa
【NRIセキュアテクノロジーズ】
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JNSAメールマガジン 第276号
発信日:2023年11月24日
発 行:JNSA事務局 sec@jnsa.org
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